勤務年数が増えていくと、「仕事ができる人とできない人」の差が徐々に開いてきます。
仕事ができる人には共通する特徴がいくつかあるのです。
あなたの周りにいる仕事ができる人は、どういう特徴を持った人なのかをお話ししていきます。
仕事ができる特徴は?
仕事ができる動物看護師がどういう人なのかをお話しする前に、
一般的に仕事ができる人はどういう特徴があるのか抑えておきましょう。
その特徴は、
- 誠実・真面目である
- タスク処理が早い
- 実績を出すことができる
- どんな時でも冷静でいられる
この4つの特徴を意識すると、スムーズに仕事を進めることができて、生産性も高くなり、実績を残すことができます。
イレギュラーなことでも慌てることがないので、後輩や上司からも慕われることがあると思います。
一見すると、スーパーヒーローの様な人物像ですよね。
あなたの周りにいないかよく観察してみてください。
できる動物看護師はこういう人
先ほどの4つの特徴と、臨床現場での例を合わせてご説明します。
嘘をつかない人
これは人として当然のことですが、特に医療現場で「嘘」は致命的です。
できる動物看護師さんは嘘つくことはありません。
さらに言うと、相手の嘘を見抜くこともできます。
例えば、
症状から誤飲した可能性のあるワンちゃん。
けれど、「飼い主さんはうちの子は絶対に拾い食いをしたりしない!」とおっしゃっています。
そこでX線を撮ったところ、おもちゃを誤飲していました。
というケースはよくあります。決して飼い主さんが「わざと嘘をついているのではなく」愛犬を信じた結果ですが、
できる動物看護師はこのようなことにも気づくことができます。
分からないことを分からないと言える人
できる動物看護師は誠実で真面目です。
何か分からないことがあっても、正直に分かりません。と言うことができます。
プライドが強い人は分からないことがあっても、ごまかしたりするでしょう。
例えば、
新人さんから、この病気ってなんでなるんですか?などの質問があったら、
「00だからなんじゃない?」や「そんな基本的なこと自分で調べて」など言うことがあるかもしれません。
あくまでも教育目的ではく、分からないことを分からないと正直に言えないことによる、ごまかしをしてしまうのです。
行動が早い人
会社員(動物看護師)の場合は仮に仕事をしてなかったとしても、お給料が支払われます。
ですが、経営者や独立している人は時間が過ぎても、仕事をしなければお給料は出ません。
それを知っている人はできる動物看護師と言えるでしょう。
例えば、
先輩から何か作業を頼まれたときに「だらだらやるのか」、「テキパキやるのか」によって分かります。
臨床現場は、技術職ですから業務量がとても多い。
同じ作業を30分かけて終わらすのか、10分で終わるのかでは大違いです。
経営者(院長)は仕事の大変さを理解しているので、行動が早い人の評価は高くなります。<
返答が早い人
返答が早い人というのは優秀そうに見えます。
優秀そうというのは、優秀かもしれないし、優秀ではないかもしれないけど、優秀っぽさを出しているということです。
これはとても大事なことで、動物看護師は技術職と合わせて接客業でもあります。
飼い主さんに良い印象を持ってもらうことは病院の評価を上げることにもつながるのです。
例えば、
普段から無口な人がいたとして、仕事はできるのに何かを聞かれたときの返答がとても遅い。そんな人をあなたはどう思いますか?
同僚なら「00さんはそういう人だよね」となりますが、飼い主さんは00さんを初めて見ますから、返答が遅いと戸惑ってしまうかもしれません。
反対に仕事はそこそこでも、何かを聞かれたらすぐに返答してくれる人なら、同僚も飼い主さんからも優秀そうに見えてしまうということですね。
こうしたいのですがと言える人
動物看護師の業務の中には、先生からの指示で行う作業がいくつかあります。
保定、検査、調剤、入院管理などがそうですね。
日々指示を貰って行動していると、人によっては指示待ちになっている方はいませんか。
自ら提案し、こうしたいのですがと言える人はできる動物看護師です。
例えば、
入院管理で、歩行制限がないのであれば院内歩行を定期的にしたほうが、ご飯も食べてくれるようになったりするのでは。
などと自分から提案したり、こうしたいのですがと言うことで「患者や病院にとってプラス」になります。
場合によってはそれが評価されて、業務に組み込まれるようになっているかもしれません。
それがあなたの実績になります。
救急でも慌てずに対応できる人
何かイレギュラーなことが起きても、冷静に対応できる人は評価されます。
慌てて対応してしまうと、ミスや二次災害を引き起こしてしまうからです。
特に医療現場ではこのミスが、致命的になり兼ねない職業でもあります。
例えば、
エマージェンシーが起きたとき、慌てずに対応できる人だと、薬剤や機械などを正しく素早く先生のもとへもっていくことができます。
慌てないというのは、次の作業がイメージ出来ているから冷静に行動できるのです。
ということは、「今の状況を理解して自分の役目が分かっている」ということですね。
まとめ
仕事ができる動物看護師というのは、
- 誠実・真面目で嘘をつかない人
- 分からないことを分からないと言える人
- 行動が早い人
- こうしたいと自分から提案して実績を残せる人
- 救急時でも冷静に対応ができる人
誰しもが、いきなりこのスーパーヒーローのようになることはできません。
日々コツコツと意識して行動することによって、仕事ができる動物看護師へ近づいていくことができます。
「私には無理」などと思わずに、ほんの少しでも続けて行動することがとても大切です。
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