専門学校を卒業して、動物病院で働き始めたものの、「私って動物看護師に向いていないのかな?」と考えてしまうこともあると思います。
そもそもどのような人が「動物看護師に向いているのか」を5つの特徴で見ていきましょう。
また、動物病院以外で活躍できる職場もご紹介しています。
動物看護師に向いている!5つの特徴は?
そもそも動物看護師の仕事内容は「獣医師と動物の治療やケアをすること」です。
この仕事ができる人には以下のような特徴があります。
①動物が好き
言うまでもないですが、一番の特徴は「動物が好き」ということです!
動物看護師は1日の大半を動物と接するので、動物好きなら間違いなく「天職」です。
②生涯勉強することができる
動物看護師は生涯にわたって勉強をしていきます。
例えば、新しい医療知識や医療機器、栄養、動物行動学などです。
終わりが無いので、いつまでも学び続けることができます。
③体力・精神に自信がある
今までスポーツをやっていた人や体を動かすことが好きな人は向いていると言えます。
動物看護師は基本的に手や足を動かして行う業務がほとんどなので、アクティブな人はとてもおすすめです。
④コミュニケーション力・協調性がある
動物看護師は獣医師と共に「動物を治療・ケアをしたり、飼い主さんにアドバイスをしたり」、人と接することが多いのも特徴なんです。
動物看護師の中には、「飼い主さんと話すことが楽しい」という理由で働いている人もいます。
⑤観察力・洞察力が高い
動物は話すことが出来ないので、観察力や洞察力が高いことはとても重要です。
例えば、普段大人しい子が吠えるとご飯を欲しがっているなどの、要求吠えをすぐに察することが出来るようになります。
動物看護師に向いていない!5つの特徴は?
では反対に動物看護師に向いていない人には、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。
①動物アレルギーがある
動物業界あるあるですが、動物病院に入ってから動物アレルギーがあると分かった人は結構いるんです。
アレルギーは重篤化すると命に関わることもあるので、慎重に検討した方がいいでしょう。
人によっては抗ヒスタミン薬を飲んでお仕事さている方もいらっしゃるようです。
②勉強がニガテ
動物看護師は生涯にわたって勉強をしないと、新しい知識が入ってきません。
もし、古い知識のままで動物の治療やケアをすると、場合によっては結果がよくないこともあります。
勉強はニガテ!という人でも、「得意分野なら勉強できる」という人は動物看護師に向いていますよ。
③プライベートを優先させたい
定時が一番なのは当然ですが、命を扱う現場ではどうしても仕事を優先しないといけない場合あります。
動物病院によってはシフト制だったり、残業が多いこともあります。
定時ぴったりで考えている人は動物看護師の仕事は難しいでしょう。
④一人で作業するほうが好き
動物看護師はチームで動物の病気と闘っていきます。
チーム内ではコミュニケーションが生じるので、一人で黙々と作業する人には向いていません。
⑤マニュアルがないと不安
医療では、ガイドラインやプロトコールという一部の決められたルールなどはありますが、
犬は話すことができないので、確実にこうすればこうなるということはありません。
動物看護師の「知識、経験、五感」を使って動物と向き合っていきます。
向いていない人は動物病院以外でも大丈夫です!
動物看護師は動物病院以外でも活躍できる場所がいくつかあります。
例えば、
- フードメーカー
- ペット保険会社
- ペット用品会社
- 保護団体
- ペットショップ
これらは動物看護師の資格や知識を使って業務にあたります。
フードメーカでは、栄養学や動物種の特徴などの知識が必要になるので、動物看護師の資格を活かすことができます。
ペット保険会社では、動物が病気になったときに保険としてサポートを行います。
ペット用品会社では、ペットが楽しく快適に暮らせるような道具やグッズを販売したりと、様々な角度から動物をサポートをすることが出来ます。
まとめ
動物看護師に向いている人も向いていない人も、もしあなたが「動物好き」ならこの仕事以外に、動物と深く関われる仕事はありません。
向いていないと判断して、すぐに異業種へ行ってしまうのはもったいないです。
さらには、もう間もなく国家資格化されるということもあり、これから人気な職業になる可能性もあります。
国家資格になると、出来る業務も増えてより動物と接することができます。
話すことが出来ない動物を助けたり、サポートできるのは私たち動物看護師だけです。
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