経験のある獣医療者や動物関連業者でフードのことを「エサ」と言う人はほぼいないと思いますが、今更聞けない「エサ」と言ってはいけない理由と注意喚起を含めてお伝えしたいと思います。
目次
フードのことを「エサ」と言ってはいけない理由
近年では、犬や猫は人間と一緒に暮らす伴侶動物、コンパニオン・アニマル(Companion Animal:以下CA)と言い、人間の社会生活に深く関わる存在になっています。
犬や猫は家族の一員として接していることから、食べ物にすごく気を使っていることが多いです。
例えば、このメーカーのドッグフードしか食べないとか、無添加フードじゃないとあげないなど、もしかしたら、人間以上に栄養管理ができているかもしれません。
そんな中、獣医療者がCAのフードのことを「エサ」と言うのはとてもよくないことですね。
ちなみに、「餌」は経済を目的とした家畜動物に使われる言葉なので、CAには使わないように注意しましょう。
フード以外の言い方は?
動物病院でよく使われるのは、
・フード
・ごはん
・ドライ
・ウェット
です。
「ご飯」は、人間でいう「食事」と同等の意味を持つので様々なCAに使える言葉です。
犬猫では、フードの種類によってドライフードやウェットフードと言うことが多いですが、そのままドライやウェットと言うこともあります。
まとめ
伴侶動物である犬や猫のフードを決して「エサ」と言ってはいけません。
飼い主さんや病院内で話すときは、「フード、ごはん、ドライ、ウェット」で言うようにしましょう!
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