動物病院の電話対応で気をつけたい「あいづち」 印象を悪くしているかも。

日常会話で普段何気なくしている「あいづち」ですが、電話対応のときは

いつもより気にしないといけません。

顔が見れない分、適切な「あいづち」を使わないと、相手を不快な思いにさせてしまうこともあります。

電話対応で気をつけないといけない「あいづち」について解説していきます。

また、記事の後半では印象が良くなるあいづちをまとめてあるので、ぜひご覧ください。

あなたも無意識にやっているかもしれない、印象の悪い「あいづち」

あいづちには様々な言い方や言葉がありますが、飼い主さんには使わないほうがいい表現があります。

例えば、

• なるほど
• 確かに
• へぇー
• はい、はい、はい
• うん、うん
• ほう

職場でもこのようないい方をしている人はいませんか？

つい無意識に言いがちな表現でもあります。

上から目線に感じさせてしまう言葉

なるほどや確かにというのは、「相手の言う通り」といった、同意や納得の意味があります。

しかし、これらを目上の人に使ってしまうと、見下したように感じさせてしまう可能性があるので注意が必要です。

例えば、飼い主さんが何か言った後に、「なるほど、確かに」と言うと、相手の内容に同意や納得している、つまり評価していることになります。

当然、評価というのは上司が部下にするものなので、目上の人（飼い主さん）には、適切な使い方とは言えません。

ちなみに、

「なるほどですね」という言葉は敬語ではありません。
もし、「なるほど」を使う場合には「なるほど、そういうことでしたか」となるほどの後に適切な言葉を続けましょう。

同じ言葉を繰り返す

「はい、はい、はい」や「うん、うん、うん」もよく使いがちですよね。

あなたも経験あるのではないでしょうか。

この同じ言葉を繰り返すのも印象を悪くさせてしまう表現です。

こちらとしては一生懸命聞いていて、あいづちをしているだけなのですが、相手からすると耳障りに聞こえてしまいます。

「はい」に関しては適切に使えば問題のないあいづちですので、多用しないことだけ注意しましょう。

「うん」に関しては、そもそも目上の人と話すときに適切な言葉ではないので、使わないほうが無難です。

相手の話にかぶせてあいづちをする

「えぇ」や「ほう」は一見すると丁寧なあいづちのように思えますが、使い方を間違えると失礼なことになってしまいます。

よくあるのが、相手の話を最後まで聞かないで、かぶせて言ってしまうことです。

これは初心者よりベテランの人が、ついやりがちなあいづちです。

例えば、

極端な例ですが、もちろんこれもあまりいいことではありません。

相手からすると「話をしっかり聞いてもらえなかった」と思ってしまい、印象が悪くなります。

では印象がよく自然なあいづちはどのようなものがあるでしょうか。

印象が良くなる「あいづち」

電話対応で使うといい「あいづち」は、

• はい
• えぇ
• そうなんですか
• ～ということですね
• 私もそう思います
• すごいですね

このようになります。

「そうなんですか」や「～ということですね」などのあいづちは、ビジネスシーンでもよく使われています。

いずれも多用したり、相手の話にかぶせたりはしないように、注意しましょうね。

「あいづち」の目的は自然な会話にするためです

ここまで、しないほうがいいあいづちと印象の良いあいづちについて話してきましたが、一番大切なことは自然な会話になるようにすることです。

こんなこと言うと元もこうもないかもしれませんが、あいづちというのは、

• 同意や納得
• 理解している
• 聞いている
• 話を続けてください

という意味が込められています。

相手の状況をイメージしながら、上手に調子を合わせて会話をするようにします。

あいづちに意識しすぎて、会話のペースが乱れないようにしましょう。

電話は「基本の型」に沿って会話することで、自然な流れになります。

まとめ

電話対応で気をつけないといけないあいづちは、

無意識的にクセでつい言ってしまうこともあると思いますが、

少しの意識で印象をよくすることができます。

電話を取った動物看護師は、その動物病院としての発言とみなされます。

もし、あなたが何かで困ってサポートセンターに電話したとき、嫌な対応をされたら、その会社の製品を使いたくなくなるのと同じことです。

飼い主さんの状況をイメージしながら、適切にあいづちをして自然な会話を心がけましょう。