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【動物病院】錠剤のカット方法

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獣医師指示の下で動物看護師が錠剤のカットをする際には、

一般的に用いられるカット方法を知っておく必要があります。

愛玩動物看護師専門の当サイトが「錠剤のカット方法」について詳しく丁寧に解説していきますので、

1年目の動物看護師の方や自身が無い方はぜひ読んでみてください。

目次

錠剤のカット方法

動物病院で一般的に用いられる分割は次のようになります。

錠剤のカット方法(丸形)

錠剤のカット方法(俵型)

動物病院によって分割のやり方が指定されている場合もありますが、

一般的にはこのようにカットすることがあります。

また、犬猫では一回量が「1/10錠、1/16錠、1/20錠」になることもしばしば。

そのようなときは、分割するのは技術的にできないので、錠剤を粉にして分包します。

では、カットする際にどのような物を使用するのかを見ていきましょう。

錠剤のカットに必要なアイテム

錠剤をカットするには「錠剤はさみ」や「ピルカッター」などを使います。

例えば、

錠剤はさみ

錠剤はさみは、1/2から1/8錠までカットすることができます。

様々なタイプの錠剤も粉々にならずにカットできるので重宝します。

錠剤カットはさみ

錠剤カットはさみは、1/3や1/6錠など細かくカットするのに適しています。

コーティングされた錠剤(表面がツルツルしたもの)などでも、ぼろぼろになりにくいです。

ピルカッター

ピルカッターは、主に1/2錠にカットするのが適しています。

1/4錠にカットする際、1/2錠をいくつかカットしてからすると効率が上がります。

以上のようなアイテムを使って、錠剤を指示された量に分割していきます。

薬によっては僅かな誤差で命取りになることもあるので、カットした時に何グラムなのかを測る場合もあります。

また、カット後の薬の取り扱いには注意が必要です。

薬の取り扱いに注意しよう!

薬剤には様々な決まりがあります。

例えば、

  • 保存方法
  • 保存温度
  • 配合禁忌

などのように、取り扱いには十分注意が必要です。

もし、遮光保存と指示されている場合には、カットした薬は遮光袋に入れる必要があります。

薬は正しく取り扱わないと、効果が半減したり、副作用が生じたりするなどの可能性が十分に考えられます。

詳しくはこちらの「薬剤の基本をまとめておさらいしよう」もご参考にしてください。

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まとめ

錠剤のカット方法については動物病院によって異なることもありますが、ぜひ参考にしてみてください。

また、薬剤の取り扱いに十分注意をしながらカットするようにしましょう。

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